ついに稽古場での最後の通し稽古の日を迎えました。ウオーミングアップの緊張感も最高潮に達し、舞台に関わる全員が言いようの無い連帯感に包まれてその通し稽古は始りました・演出の北村壽子さん、演助の林力君以外にも美術の加藤ちかさん、作者佃典彦さん(わざわざ名古屋から。有難う)の見守る中。緊張感と、笑いと、愛と、涙に包まれて1時間半はあっという間に過ぎたのです。ま、私は出演者の一人ですからそれがどんな時間だったのかは客観的には伝えられません。が、通し稽古が終わった後の皆の表情からは「夢みる力」があふれていました。それがステキでした。だから一人でも多くの人にこの「夢みる力」を感じてもらいたい、と今はただ口コミを広げてもらおうと願うのみです。 出演予定だったピンズクラブの小川輝晃さんも直前まで「どうにかしてこのメンバーとの共演を」と努力していたのですが、今回は残念ながら舞台をあきらめざるを得ない結果となりました。小川さんがやる予定だった役を当てにくるお客様もいらっしゃるようで、それもまたお芝居の楽しみ方のひとつなのでしょうね。 ともあれ、「砂の上の幸福」。愛と希望と笑いと涙に満ちた忙しくも楽しく哀しいお芝居です。 是非お出でください。
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