12月9日。
ホテルニューオータニのクリスマスイルミネーションが賑やかな四谷紀尾井町にて
琵琶ひとひら会による「平家物語」の上演がありあました。
幕開きと同時に岩佐鶴丈先生の「祇園精舎」
独特の声で古文を弾き語る岩佐先生に圧倒されました。
そして、坂田美子先生と久保田晶子さんの合奏による「子宰相身投げ」の段。艶の或る坂田先生の声と久保田さんの繊細さに注目でした。
お次は岩佐先生と川嶋信子さんによる「景清」の段。
ノブコさんは楽屋で何度も語りの音を確認していた・・そんな繊細さと大胆な語りが聞く私の胸に迫って来るパフォーマンスでした。
いずれも、古典の教科書でしか見たことのなかった「平家物語」が一気に近づく体験でした。
そして休憩挟んで第2部。
いよいよ古川日出男新訳本による平家物語から・・・
「維盛入水」の段。水をイメージさせる登場の仕方として、演出の古川さんは"カッパに傘#という衣装を指定しました。そこから物語はもう始まったのです。
平家物語には色々な魅力があることを稽古期間を通して肌で感じた私です。
これからも、機会があったら・・・上演したいです!!
(^^♪