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南谷朝子の勝手に映画好き!

見た映画について思うがままに書いていきます。
中央エフエム【84.0MHZ】の”うら!のーとみなみずむ”でも月1回映画について喋ってます。
ブログもあるので覗いてね中央エフエム84.0Mhz


Into The WILD 2008年09月24日(水)

乾いたギターの音が全編に流れている画面は、最初のうちはミュージックビデオを見ているようだった。実際、アメリカの各地をヒッチハイクして回る主人公の行動はロードムービーそのもの・・・で、『ショーン・ペンはこんな映画を撮りたかったのだろうか』と疑問を感じながら見ていた私だった。(記憶にあるのは9・11を描いたショーン・ペンの作品だったので)ところがどっこい、映画はラストに向けて急展開する。映画の語り手がずっと主人公の妹だったことにも(語りが多いのでちょっと退屈だと感じていたのが)ある程度納得がいく。

やはりショーン・ペンは「タブー」を描きたがる監督でした。…今回のタブーは「死」・・
監督の選ぶ役者にはいつも感心させられます。今回特に注目したのは“救済の丘”というヒッピーのたまり場を案内してくれる老人。完璧いっちゃってた。やくしゃ・を一滴も感じさせなかった。
−37点+88点。

おくりびと 2008年09月17日(水)

なんて風景を懐かしく感じられる映画だったことか!!
主人公(本木雅弘、凄い)が都会を離れて帰ったふるさと(設定は山形)の、今はだれも住んでいない実家、その裏を流れる小川、勤務先の社長(山崎努最高!)の住むビルの屋上の部屋で、焼きしらこを食べているシーンで窓の外に降りしきる雪、登場人物のすべてが無理なく、時折映し出される四季の移り変わりの映像と同じテンションで流れていく・・・そこに非常なる美しさを感じました。ああ、自分は何を試されているんだろう。とても響く映画でした。98点。

ダークナイト 2008年09月06日(土)

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この夏前から「ヒース・レジャーの遺作」という触れ込みばかりが先走って、でも気になっていたのでついに本日見に行きました。
確かにヒース・レジャーは現代の混沌みたいなジョーカーを軽々とやってました。何よりいいのは、軽快な割には肉体がごついこと・・・かな。多分彼自身がイメージしてる自分の肉体はもうちょっと違うものじゃないかと思う。でもそこが「ブロークバック・マウンテン」でも妙にはまってた理由かもしれないなァ。
ゲーリー・オールドマンも期待してたほどじゃなかったし、何より最後はバットマンが誰と闘っているのかわからないくらい筋が混とんとしてました。
バットマンファンはがっかりだったみたいです。

ヒース・レジャーが死んでしまったあとに宣伝文句が考えられたような気もしてきて・・・。  爆破シーンの豪快さに点数を。32点。


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