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南谷朝子の勝手に映画好き!

見た映画について思うがままに書いていきます。
中央エフエム【84.0MHZ】の”うら!のーとみなみずむ”でも月1回映画について喋ってます。
ブログもあるので覗いてね中央エフエム84.0Mhz


Just la fin du monde 2017年03月15日(水)

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たかが世界の終わり・・と邦題はついていた。

いいんじゃない?と思う。

2009年19歳で監督デビューしたフランスの若き天才
グサヴィエ・ドラン。

殆ど5人しか出演者がいない映画。

時折挟み込まれるミュージックVideoのようなシーン。
これが現代的なのかな・・・むしろ普遍的なのかな・・
音楽が切ない。と思っていたらやっぱり・・ガブリエル・ヤレドでした。

フランスの実力派が集められて、それを発揮してる。
ナタリー・バイ(La Valance以来注目してましたぁ)
ヴァンサン・ラッセル
マリオン・コテイヤール
妹役の女優さんもナイーブでよかったなあ。

家族のこころの細かすぎる揺れが、「台詞」ではなく「演技」に依るものだと感じさせてくれる。こういう映画に参加できると俳優は充実感あるだろうなあ・・と思うことしきり。

さすが、俳優出身の監督だな。と。


88点ですね。

★★

沈黙 2017年03月09日(木)

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遠藤周作の書いた「沈黙」をもう一度読み直したくなる作品でした・・・・

スコセッシにって「霧」は永遠のテーマなのでしょう。

各所に「霧」が現れて私達観客を幻惑するのですが、

私の印象に残ったのは、まっ白い砂浜だったり、
どこまでも明るい笑みを浮かべて(これが外国人が気持ち悪いと思う日本的スマイルなのか)
主人公の新譜をひったてるお役人(田島俊也好演!!)の表情だったり・・・
突然森の中で座り込む主人公を追い立てるカメラワークだったり・・・。
小さな事ばかりでした・・・

何を言いたいかと言いますと…

原作と主人公の視点を変えたことで映画は非常なる無理を強いられてしまった。ということです。

窪塚洋介演じる「きちじろー」がもっとピックUPされていいはずなのに・・・煮え切らない映画でした・・・

はい。

38点。


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