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南谷朝子の勝手に映画好き!

見た映画について思うがままに書いていきます。
中央エフエム【84.0MHZ】の”うら!のーとみなみずむ”でも月1回映画について喋ってます。
ブログもあるので覗いてね中央エフエム84.0Mhz


BEGIN AGAIN 2015年01月21日(水)

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久しぶりに映画で涙しました!!!

NYの街が、自分の故郷だと勘違いできるくらいに
映像が観客に優しく寄り添ってくれるのです!

そして、ここぞという場面でハートに迫ってくる楽曲の数々。

監督はジョン・カーニー。
主人公のソングライターはキーラ・ナイトレイ。
主人公の元彼にマルーン5のアダム・レヴィーン。

アメリカの音楽シーンでのサクセスStory
創ることの素敵さ、創る人たちの前向きな生命力。
音楽は誰のもの?

色んなことを考えさせてくれる映画。

でもって、細部のあまりのセンスの良さに
唸るしかない(涙するしかない)映画。

私、この感覚を一度味わったことがあります。
それは、アラン・パーカーの「コミットメンツ」を見たときでした。

200点!!!

現代は「BEGIN AGAIN」 アメリカ映画

天才スぺヴィット 2014年10月10日(金)

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反ハリウッドのアメリカ映画って??

なんと、「アメリ」のJ.P.ジュネ監督が(フランス人)カナダロケでアメリカ映画を撮ったのです^^
そう聞いただけで小気味がいいのですが…

デリカテッセンやアメリで私たちを楽しませてくれたヨーロッパの香りを封印しながらも
思う存分”アメリカ”しちゃうところが・にくい!!

そして、主人公を演じる少年がかわいい!
ヘレム・ボナム・カーター(お母さん役)が最高だ!

物語は要約してしまうとほんの小指で摘まめるほどのものなのに、感動は尽きせぬ泉となって押し寄せる・・・というのも、誰にでも思い当たる”心の傷”を巡る物語だから。


そうそう、デリカテッセンで鋸を奏でていたドミニク・ピノンはジュネ監督作品にはなくてはならぬソース・なのですねえ…♥♥

89点!!!

アルバート氏の人生 2014年01月28日(火)

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とにかく、凄い映画だった。

途中まで主人公が「女」だとは全く気付かなかった。

そしてその素晴らしい俳優は「グレン・グロス」だということも。

1982年に舞台で同役に巡り合ったグレン・グロスが2012年まで、実に20年の時をかけてこの脚本の構想を温め、脚本・プロデユース、主演をこなしたのです。

きめ細かい演出、演技、(特に雪の降るシーンはミラクル)観客を映画の中へ巻き込む力を強く感じました。こんな気持ちになれたのは小さいころに映画を観た時以来で・・・・どこかへさらわれる感じ・・・・

グレン・グロス。

素晴らしい。


200点

シュガーマン〜奇跡に愛された男 2013年08月13日(火)

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第85回アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作品。

1970年代にリリースしたものの、6枚?しかレコードが売れず、そのまま伝説の歌手としてアメリカで忘れ去られていたシンガーソングライター「ロドリゲス」にまつわるドキュメンタリー映画。

冒頭0から南アフリカの海岸線の美しさに心奪われる。

しかし・・・なんでこれがドキュメンタリー賞なんかとったのでしょう!!
ロドリゲスをリスペクトしてないなあ、と正直感じたです。それこそ「ロドリゲス」によって儲けさせてもらった人々の浮かれた映画・・だと私には感じられました。

70年代の録音の彼の歌声はスクリーンを通して今日も私たちの心に響いてくる・・・のにこの映画を作った人たちの心は一つも届いてきませんでした。

唯一、インタビューの中で心に届いたのは
ロドリゲスが生活費を得るために働いている肉体労働仕事の上司の言葉でした。
「世の中には平凡な人だらけ。その中でロドリゲスは
スーツを着て仕事に現れるんだ、日々の生活を平凡にするもしないもその人間の質にかかってる。(ロドリゲスは“志”を持っていたという、)ロドリゲスのことをこうやって語れるのを私は嬉しいんだ」

ケープタウンの夜景も綺麗でした・・・夕日の海岸線はどこか生月島に似ていたなあ・・・・映画は10点(怒)

Pieds nus sur les limaces 2013年07月25日(木)

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邦題は「晴れ、ときどきリリー」でしたけど、原題は
≪なめくじだらけの素足≫・・・かな?

2010年のフランス映画なんですが、
これが結構シュールでPoPで、説教臭くなくて、大自然が美しかったのです^^

こんなに仲良しの姉妹…うらやましいなあ・・・ということもあり。

ちょっぴり知能発達障害のリリーはパリから2時間くらい(車で)離れた麦畑と森と川に囲まれた大きな家で母と二人で住んでいた。物語の冒頭で母が脳溢血で死んでしまう。パリの弁護士事務所で夫と働いていた姉クララは実家にしばらく帰る決心をする。久しぶりの姉妹の生活。そして・・・

というストーリーなのですが、
リリー役のLudivine.Sagnier
クララ役のDiane.Knuger が素敵なのと、周りの人たちの描かれ方が繊細でかつリアル。
というわけで、すごく時間の流れが観客に優しかったです。生涯を抱えて自然のままに生きているリリーが家や森やお墓を彼女のセンスで飾るシーンなんかは◎◎

監督はFabienne Bertnard。もともと女優さんらしい・・
姉妹が出会う謎の3人組の存在させかたにも並々ならぬセンスが光る演出でした!!

どこかで見ることができたらどうぞ!90点!!

Angel's Share 2013年04月09日(火)

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天使の分け前:と邦題が付きました。

ケン・ローチの新作。
ケン・ローチといえば、英国の社会問題に次々とメスを入れ、えぐる監督・・という印象が私にはあるんですが・・マイネームイズジョーとか、題は忘れたけどアル中の母親が子供を行政に取り上げられてしまう問題の映画化したものとか・・・
だから、覚悟して観たのです“きっと暗い映画だ”と。

その予想が裏切られました!

確かに、スコットランドの貧民街の少年たちが主人公です。でも、限りなく前向きで、しかも、話題の中心となっているのが「ウイスキー」。
この映画を観てると限りなくウイスキーが飲みたくなります♪ほんと。

スコットランドの緑の風景とともに心に沁みこむ映画でした。

83点

UNTOUCHABLE 2012年08月18日(土)

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フランス映画です。

原題は「ふれてはならないもの・・・タブー・・」みたいな意味でしょうか主人公は事故で身体障害者となってしまった大富豪と、スラム街育ちの黒人。

フランスの現代の世相を象徴したような映画だったのでしょう、本国で2011年に大ヒット飛ばしたそうです。

日本人の私たちが見ても存分に楽しめる映画に仕上がっているのは俳優の力に依るところ大、です。
フランソワ・クリュゼ(大富豪役)オマール・シー(介護人役)。あと、音楽も良かったな。

サンジェルマンあたりの街の風景やら、北の方の海岸の風景、グライダーをする山岳風景なども満喫出来て目の保養にもなります**

上出来の映画でした。         80点!!

RUM DIARY 2012年06月14日(木)

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ジョニー・デップは自分の製作する会社に「インフィ二タム・ニヒル」という名前を付けてます。ニヒル・・・ですよ。一筋縄でいく映画を作るわけない、ですよね。
というわけで、実在の人物がモデルの小説から脚本を起こしたこの映画。
孤高のジャーナリストがプエルトリコの街に渦巻く自由と野望の中で暴れまわる姿を、気持ちいいテンポで描く映画です。
なんでも、16ミリフィルムにこだわったようで、1960年代の絵葉書風な映像が狙い・・・だとか。1960年代はもはや、歴史になっちゃったんですねェ。感慨深いです、はい。
社会派映画ではありながら、中米の空と海はご機嫌だし、汗の噴き出す暑さも感じられたし、色っぽさもあったし・・・突き抜けたところはなかったけど、気持ちいい映画でした。
でも、ジョニーデップは歌舞いた役どころのほうが・・すきだな。   79点

ミッドナイト・イン・パリ 2012年04月07日(土)

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ひゃー。
とんでもなく心にしみ込んでくる映画に出会ってしまいました。

これまでのウッディ・アレン監督作品はそう好きでなかった私ですが、
今回はそれを撤回。

パリの街をこんなに愛らしく撮影して、こんなに生活感や匂いを感じさせてくれて、その上、時空を超えたスケールまで描き出すなんて。

ハリウッドの売れっ子脚本家の主人公が、婚約者親子とパリへ旅行に来て、ある日一人で真夜中のパリを歩く羽目になった時奇跡が起こる・・って話なんですが、その奇跡を私たち観客に信じさせてくれるやり方がステキ!

次から次へと出てくる実在の芸術家(と今呼ばれてる人達)
それを役者たちが淡々と、確実に、こころから、演じてるステキ。

東京の街をこんな風に夢想してくれる人が果たして現れるだろうか・・と振り返って少し寂しくなりつつも、(もしかして稲垣足穂はそうだったかも)
よっしゃ、自分はそんな風に東京を見てみようじゃないの、なんて思わせてくれる映画でした。

この映画のこと、84.0中央エフエムで5月5日の土曜日に話す予定です!! http://840.jp/ Check it

100点です

少年と自転車 2012年03月04日(日)

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この映画のこと、中央エフエムで3月3日に喋りました♪HPチェックしてみて下さい♪

文化村で公開されるベルギー=フランス=イタリア映画「少年と自転車」は、フランスのケン・ローチと言ってもいいような、現代の普遍性を写した映画でした。

少年と20歳くらい年の離れた(年上の)女性との関係が次第に変化していく様子が、くすぐったいくらいにリアル。・・・私も最近自分の周りに20代男子増えてきて、ふとそれを振り返ってしまった。彼らが13歳の時まさにこの映画のような出会いをする場合もあったのかも・・と。観客の私にそのような普遍性を感じさせる、よき映画であります。・・・81点

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