ひゃー。
とんでもなく心にしみ込んでくる映画に出会ってしまいました。
これまでのウッディ・アレン監督作品はそう好きでなかった私ですが、
今回はそれを撤回。
パリの街をこんなに愛らしく撮影して、こんなに生活感や匂いを感じさせてくれて、その上、時空を超えたスケールまで描き出すなんて。
ハリウッドの売れっ子脚本家の主人公が、婚約者親子とパリへ旅行に来て、ある日一人で真夜中のパリを歩く羽目になった時奇跡が起こる・・って話なんですが、その奇跡を私たち観客に信じさせてくれるやり方がステキ!
次から次へと出てくる実在の芸術家(と今呼ばれてる人達)
それを役者たちが淡々と、確実に、こころから、演じてるステキ。
東京の街をこんな風に夢想してくれる人が果たして現れるだろうか・・と振り返って少し寂しくなりつつも、(もしかして稲垣足穂はそうだったかも)
よっしゃ、自分はそんな風に東京を見てみようじゃないの、なんて思わせてくれる映画でした。
この映画のこと、84.0中央エフエムで5月5日の土曜日に話す予定です!! http://840.jp/ Check it
100点です