第85回アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞作品。
1970年代にリリースしたものの、6枚?しかレコードが売れず、そのまま伝説の歌手としてアメリカで忘れ去られていたシンガーソングライター「ロドリゲス」にまつわるドキュメンタリー映画。
冒頭0から南アフリカの海岸線の美しさに心奪われる。
しかし・・・なんでこれがドキュメンタリー賞なんかとったのでしょう!!
ロドリゲスをリスペクトしてないなあ、と正直感じたです。それこそ「ロドリゲス」によって儲けさせてもらった人々の浮かれた映画・・だと私には感じられました。
70年代の録音の彼の歌声はスクリーンを通して今日も私たちの心に響いてくる・・・のにこの映画を作った人たちの心は一つも届いてきませんでした。
唯一、インタビューの中で心に届いたのは
ロドリゲスが生活費を得るために働いている肉体労働仕事の上司の言葉でした。
「世の中には平凡な人だらけ。その中でロドリゲスは
スーツを着て仕事に現れるんだ、日々の生活を平凡にするもしないもその人間の質にかかってる。(ロドリゲスは“志”を持っていたという、)ロドリゲスのことをこうやって語れるのを私は嬉しいんだ」
ケープタウンの夜景も綺麗でした・・・夕日の海岸線はどこか生月島に似ていたなあ・・・・映画は10点(怒)