
入り過ぎか・・と思われるくらいのお客様のなか、能楽堂での「坂本和子追悼朗読会」は粛々と幕を開け、閉じた。
私はほぼTOPバッターを務めさせていただいたのですが、全体で3時間余の時間を朗読者たちの声がときに細々と、時に荒々しく響き渡っておりました・・・舞台と橋がかりの廊下をはさんで楽屋へは筒抜けなので、出番が終わった出演者もじっと黙って、息を殺してさえいる・・そんな緊密な時間を共有したお客様と出演者が3月10日の雨の上がった夕闇の能楽堂から表参道の通りに出た瞬間は、幽気のようなものが漂ったのではないかしらと思われました。
能楽堂とは・・そういうところ・・だと、私の学友が私に本を差し入れてくれました。
それがこの本(写真)
学友はこの本の筆者の妹さんです★
この本、すごく判りやすくて面白い。同時代人の感覚で書いてくれる本だからこそ、私にはうれしい。能をみたくなるよな本です。
今回の共演者:観世葉子さんが「家ではいつもお芝居の話をしていて、きがつくと3時、4時だった」と言っていました。役者たるもの、そんな環境はこの上ない幸せでしょうネ。
私の「山月記」はこれからも進化をとげていくだろうと、感じた朗読会でもありました。