2017年新春第2弾ロードショーの作品があります。
ショコラ〜君がいて、僕がいる
この映画は実話に基づいて作られました。
ポスターからはベルエポックの時代・・20世紀初頭の音や匂いがにじみ出てきそうな配色です♪
フランスが各地に植民地を持っていた時代。高みを目指して「芸」の道を駆け上がろうとする”道化師”二人の友情と哀しみと愛の物語です。
主演の二人がとにかく圧巻。
「最強の二人」でフランス映画界に躍り出たオマール・シーが、住民票を持たない黒人道化師を豪快に、かつチャーミングに演じているのに対して、
喜劇王チャップリンの孫にしてサーカスの舞台に立ち続けていた役者ジェームス・ティエレの、「芸人」としてのストイックな体のつくりとリズム、透き通るような表情・・・今までどんな映画スターにも観たことのない表情がそこにはありました・・・!!
そんな二人をスクリーンでみることのできるのは至福の時でした。
だけど、感情移入を許さない映画の手法(これは監督のなせる業だと思いますが)・・・にいつまでも冷静なまま映画は終わったのでした・・・それは一冊の本を静かに読み終えた後のようでもありました。
ということで・・・71点。かな。
2017年1月21日から〜シネスイッチ銀座ほか
。。。。。